放射線の生物学的影響の説明として正しいのはどれか。
放射線の生物学的影響の説明として正しいのはどれか。
- ⑴ 線量率は生物学的効果に影響しない。効果を、左右します。
- ⑵ 間期死は誤修復によるものが最も多い。仕組みが、異なります。
- ⑶ 分裂死はRNA の損傷によるものが最も多い。主な原因は、DNAの損傷です。
- ⑷ 高LET 放射線では間接作用が直接作用よりも多い。直接作用の割合が、増えます。
- ⑸ フリーラジカルによるDNA 損傷は酸素存在下で増強する。過酸化物になり、損傷が固定されます。
解説
正解は⑸です。水から生じたフリーラジカルは酸素があると過酸化物になって損傷が固定されるため、酸素のある状態では効果が強まります。これが酸素効果です。線量率は効果を左右し、間期死は細胞死の仕組みが異なり、分裂死の主な原因はDNAの損傷で、線エネルギー付与の高い放射線では直接作用の割合が増えます。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-06.html)を加工して作成