翌週、病院でソーシャルワーカー、保健師、A さんとB さんで退院に向けた話し合い…
次の文を読み50、51 の問いに答えよ。A さん(85 歳、女性)は息子のB さん(50 歳、無職)と2人暮らし。B さんは大学卒業後に就職したが、1年前に失職して以来、自宅で過ごしている。A さんは2週前に自宅で転倒し腰椎圧迫骨折で入院した。入院を機に要介護認定申請を行ったところ、認定結果は要介護1であった。A さんは自宅への退院を希望しており、A さんが入院している病院のソーシャルワーカーから、退院に向けた話し合いをしたいと地域包括支援センターの保健師に連絡があった。A さんの入院前は、家事はA さんが行っていた。
翌週、病院でソーシャルワーカー、保健師、A さんとB さんで退院に向けた話し合いが行われることになった。自宅への退院を検討するにあたり最も優先度が高い情報はどれか。
- ⑴ 自宅の間取り自宅の間取りは住環境の調整に必要ですが、生活が成り立つかどうかの判断には及びません。
- ⑵ A さんの家事能力Aさんの家事能力も確認は必要ですが、まず介護を担う人の意向が前提になります。
- ⑶ B さんの睡眠時間Bさんの睡眠時間は負担の評価に関わる情報ですが、退院の可否を判断する要ではありません。
- ⑷ B さんの介護に対する意向同居するBさんが介護をどう考えているかによって、退院後の生活の組み立てが大きく変わります。
解説
正解は⑷です。Aさんは要介護1で、入院前に家事を担っていたのはAさん自身です。自宅に戻れば、同居するBさんが介護や家事をどこまで担えるかが生活の成り立ちを左右します。Bさんは1年前に失職して自宅で過ごしており、介護についてどう考えているかを確かめなければ、現実的な退院後の支援計画を立てられません。間取りや家事能力も必要な情報ですが、まず介護者の意向の確認が優先されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成