A 市のB 保健師が担当地区の自治会長から「5年前の大規模災害では多くの高齢者が…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A 市は川沿いに位置する人口7万人の高齢化率24.6 % の市である。A 市には13人の保健師が勤務し地区担当制で業務を行っている。A 市では5年前に大規模災害が発生し、多くの死傷者が出た。死傷者は高齢者の割合が高かった。
A 市のB 保健師が担当地区の自治会長から「5年前の大規模災害では多くの高齢者が逃げ遅れた。保健師から住民に必要な災害対策を自治会の会合で話してほしい」と依頼された。B 保健師が話す内容として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 家屋の安全点検の方法家屋の安全点検は被害を減らす備えですが、逃げ遅れを防ぐ対策にはなりません。
- ⑵ 飲料水、食料品の備蓄量備蓄は在宅避難や避難生活のための備えで、避難そのものの課題には応えません。
- ⑶ 避難所までの移動手段の確認移動手段を確認しておくことで、支援が必要な人と担い手が明らかになり、逃げ遅れを防げます。
- ⑷ 医療機関の連絡先リストの作成連絡先リストは発災後の対応に役立ちますが、避難の遅れを防ぐ対策ではありません。
解説
正解は⑶です。5年前の災害では高齢者の逃げ遅れが多く生じており、自治会で話す内容としては、誰がどのように避難所までたどり着くかをあらかじめ確認しておくことが最も重要です。移動手段を具体的に確かめておけば、支援が必要な人と担い手が明らかになり、地域での助け合いの体制づくりにつながります。家屋の点検や備蓄、連絡先リストも必要な備えですが、逃げ遅れを防ぐ対策にはなりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成