ソクマル保健師

1か月後、再び母親は精神保健福祉相談のため保健所に来所した。「A は、私が頼むと…

次の文を読み39〜41 の問いに答えよ。A さん(高校2年生、女子)は両親と3人暮らし。母親が精神保健福祉相談のため保健所に来所した。「A は太っているわけではないのに、半年程前から写真写りを気にして食事を減らし始めました。今は1日1食野菜スープしか食べません。食べたもののカロリーを気にして毎日運動しており、一見元気そうなのですが、随分痩せてきました。授業を受けても頭に入ってこないと言い、この頃は学校を休みがちです。このままで大丈夫でしょうか」と話した。
1か月後、再び母親は精神保健福祉相談のため保健所に来所した。「A は、私が頼むと少し食べてくれますが、やはり太るのが怖くて食べられないと言います。先日、A が食後に隠れて下剤を使っていたため、思わず叱責してしまいました。Aは太っていると恥ずかしくて学校に行けないと言って欠席が増え、ほとんど自分の部屋で過ごしています。また、カロリーを消費するためと言い、相変わらず動画を見ながら運動をしています。時々、趣味のイラストを私に見せに来るのですが、そんなことよりも学校に行って元の生活に戻ってほしい」と母親は辛そうに話した。母親の気持ちを受け止めた上で、保健師が行う母親への助言で適切なのはどれか。

解説

正解は⑷です。神経性やせ症の支援では、体重や食事、登校をめぐるやりとりが対立になりやすく、本人が安心できる関係を家族との間に保つことが回復の土台になります。Aさんが趣味のイラストを見せに来る場面は、母親との数少ない良い接点であり、肯定的に受け止めることで自己評価と信頼関係が育ちます。登校の説得や運動の後押し、下剤を隠す対応は、かえって症状や対立を強めてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成

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