A 君の退院が決まった。A 君の学校生活のために養護教諭が行うことで最も優先度が…
次の文を読み53、54 の問いに答えよ。A 君(中学3年生)は中学1年生のときに筋委縮性側索硬化症〈ALS〉を発症した。病状の進行によって、自力での呼吸が難しくなったため入院し、気管切開をして人工呼吸器を装着した。退院後に復学する予定である。
A 君の退院が決まった。A 君の学校生活のために養護教諭が行うことで最も優先度が高いのはどれか。
- ⑴ A 君に参加したい学校行事を聞く。本人の希望を聞くことは大切ですが、安全な受け入れ体制が整う前の段階では優先度が下がります。
- ⑵ A 君のクラスの避難訓練を計画する。避難訓練の計画は必要ですが、教職員がA君の状態を理解していなければ内容を定められません。
- ⑶ 教職員に対してA 君の状態を説明する。教職員がA君の状態と緊急時の対応を共通して理解することが、受け入れ体制づくりの前提になります。
- ⑷ A 君の医療的ケアを担当する看護師と役割分担を相談する。看護師との役割分担も必要ですが、まず校内全体で状態を共有することが先になります。
解説
正解は⑶です。人工呼吸器を装着したA君が安全に学校生活を送るには、関わるすべての教職員がA君の病状、医療的ケアの内容、緊急時の対応を共通して理解していることが前提になります。養護教諭はまず教職員への説明を行い、校内の共通理解をつくります。看護師との役割分担や避難訓練の計画、本人の希望の確認も必要ですが、いずれも共通理解ができてから具体化する段階の取り組みです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成