症例対照研究で計算が可能な指標はどれか。
症例対照研究で計算が可能な指標はどれか。
- ⑴ 受療率受療率は患者調査のような集団全体を対象とする調査から得られる指標です。
- ⑵ オッズ比症例群と対照群の曝露の有無を比べることでオッズ比を計算でき、相対危険の近似として使えます。
- ⑶ 寄与危険寄与危険は曝露群と非曝露群の罹患率の差で、罹患率が得られない症例対照研究では求められません。
- ⑷ 推計患者数推計患者数は集団全体の規模を把握できる調査から得るもので、この研究デザインでは求められません。
- ⑸ 5年生存率5年生存率は診断後の経過を追う追跡研究から得られる指標です。
解説
正解は⑵です。症例対照研究は、すでに疾病にかかった人(症例)と、かかっていない人(対照)をまず選び、過去にさかのぼって曝露の有無を比べる方法です。対象者は研究者が選んで集めるため、集団全体の罹患率や有病率は分からず、相対危険や寄与危険をそのまま計算することはできません。計算できるのは曝露のオッズ比で、まれな疾患では相対危険の近似として用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成