A さん(68 歳、女性)。市の健康課の窓口に来庁した。A さんは「隣人が毎日、…
A さん(68 歳、女性)。市の健康課の窓口に来庁した。A さんは「隣人が毎日、自宅にやってきて同じ話を繰り返しています。同居する娘さんからは認知症の薬を飲んでいると聞いています。隣人のことが気になり眠れないことがあります」と話した。A さんへの保健師の最初の声かけで正しいのはどれか。
- ⑴ 「認知症サポーター養成講座を受けてください」講座の受講を勧めるだけでは、眠れないというAさんの訴えに応えていません。
- ⑵ 「ご家族以外の方からの相談は受けられません」家族以外の相談も受け付けるべきで、断ると支援の糸口が失われます。
- ⑶ 「地域包括支援センターで相談してください」他の窓口を案内するだけでは、来庁したAさんの話を聴く機会を逃してしまいます。
- ⑷ 「睡眠の状況を教えていただけますか」本人の困りごとを具体的に聴くことで、苦痛を受け止めながら状況を把握できます。
解説
正解は⑷です。Aさんは隣人のことを心配しつつ、自分も眠れないという困りごとを訴えています。最初の声かけでは、相談に来た本人が今どのような状態にあるのかを受け止め、具体的に聴くことが出発点になります。睡眠の状況を尋ねることで、Aさん自身の苦痛に寄り添いながら、隣人の状況についても話を広げられます。窓口を案内するだけでは、相談が途切れてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成