地域包括支援センターに、住民A さんから「近所に住む1人暮らしのB さん(85歳…
地域包括支援センターに、住民A さんから「近所に住む1人暮らしのB さん(85歳、男性)が、自宅の庭にごみを山のように置いている。一人ではごみを片付けられない様子なので、何とかしてほしい。年齢のこともあるので火の始末も気になる」と、電話相談があった。地域包括支援センターの保健師の最初の対応として適切なのはどれか。
- ⑴ 消防署にB さん宅の訪問を依頼する。消防署への依頼は火災の危険が明らかな場合の対応で、まず本人の状況把握が先になります。
- ⑵ A さんに自治会で話し合うよう助言する。自治会に委ねると本人への支援が始まらず、近隣との関係が悪化するおそれもあります。
- ⑶ 市のごみ収集担当部署に対応を依頼する。ごみの撤去だけでは背景にある生活上の課題が解決せず、同じことが繰り返されます。
- ⑷ 地域包括支援センターの職員とB さん宅を訪問する。本人の生活の様子と困りごとを直接確かめることが、支援を組み立てる出発点になります。
解説
正解は⑷です。相談の内容からは、Bさんがごみを片付けられない状態にあり、生活機能の低下や認知症、社会的孤立などの背景が疑われます。まずは地域包括支援センターの職員が訪問し、本人の生活の様子と困りごとを直接確かめることが出発点になります。本人を見ないまま関係機関に対応を依頼したり、住民の話し合いに委ねたりすると、支援が必要な状況を見落としてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成