A さん(17 歳、女子)。保健センターにA さんの母親が来所し「A が『学校で…
A さん(17 歳、女子)。保健センターにA さんの母親が来所し「A が『学校でみんなが私の噂をしている』と言い、3か月前から不登校になっている。最近は自室から独り言が聞こえ、昼夜逆転の生活で部屋から出てこない。このままでは引きこもりになってしまう」と保健師に話した。母親への保健師の支援で適切なのはどれか。
- ⑴ 精神障害者の家族会の参加を勧める。家族会は診断を受けた後に支えとなる場で、まず専門的な相談につなぐことが先です。
- ⑵ 保健所の精神保健福祉相談を勧める。精神科医の相談を受けられる窓口であり、受診や支援の道筋を一緒に考えられます。
- ⑶ A さんと日中に少しずつ外出することを勧める。外出を促すことは本人の負担となり、症状を悪化させるおそれがあります。
- ⑷ 不登校になる前の学校での様子を確認するよう勧める。過去の学校での様子の確認よりも、現在の症状への専門的な対応が優先されます。
解説
正解は⑵です。「みんなが自分の噂をしている」という訴え、独り言、昼夜逆転、3か月続く不登校といった様子からは、統合失調症などの精神疾患が疑われます。保健所の精神保健福祉相談では精神科医による相談も受けられ、受診や支援の道筋を一緒に考えられます。家族会は診断の後に役立つ場であり、外出を促したり過去の様子を確認したりすることは、今必要な対応ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成