A 市の2地区間で、喫煙率が異なると予想して両地区で喫煙状況に関する標本調査を行…
A 市の2地区間で、喫煙率が異なると予想して両地区で喫煙状況に関する標本調査を行った。統計学的検定を行い「仮説B:2地区の母喫煙率は等しい」が棄却されたので、2地区の喫煙率には有意差があると判断した。仮説B はどれか。
- ⑴ 閾値仮説閾値仮説は一定量を超えて初めて影響が現れるとする毒性学の考え方です。
- ⑵ 帰無仮説「差がない」と仮定して棄却を試みる仮説であり、帰無仮説にあたります。
- ⑶ 研究仮説研究仮説は研究者が示したい内容で、ここでは「差がある」という側の仮説です。
- ⑷ 対立仮説対立仮説は帰無仮説が棄却されたときに採用される「差がある」という仮説です。
- ⑸ 直線仮説直線仮説は曝露量と影響が直線的に比例するとする考え方で、検定の用語ではありません。
解説
正解は⑵です。統計学的検定では、まず「差がない」という仮説を立て、それが成り立つとしたら観測された結果がどれほど起こりにくいかを計算します。この「差がない」という仮説が帰無仮説で、棄却されれば差があると判断します。「2地区の母喫煙率は等しい」はまさに帰無仮説です。対立仮説はこれに対して「差がある」とする仮説で、研究者が示したい研究仮説にあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成