A 社の製造現場での高年齢労働者に対する労働災害防止対策への取組みで、優先度が高…
次の文を読み55 の問いに答えよ。食品加工業のA 社には、60 歳の定年後に継続雇用制度があり、65 歳まで働くことができる。今後、製造現場の定年退職者と継続雇用労働者が増加することが見込まれている。安全衛生委員会で55 歳以上の高年齢労働者の安全な就労に向け過去の労働災害状況を分析したところ、労働災害の発生率は年齢が高くなるほど上昇し、作業場での転倒が多かった。作業場の清掃は1日3回定期的に行い、照明は300 ルクスの全体照明である。
A 社の製造現場での高年齢労働者に対する労働災害防止対策への取組みで、優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 作業場の照度を高くする。照度の改善も有効ですが、転倒しやすい場所を特定して注意を促す方が直接的です。
- ⑵ 健康づくり用具を作業場に置く。健康づくり用具の設置は体力の維持を図る取り組みで、転倒の予防には直結しません。
- ⑶ 高年齢労働者向けの作業を用意する。作業の用意は配置の工夫で、転倒という具体的な課題への対策にはなりません。
- ⑷ 転倒が発生しやすい場所に注意喚起の掲示を行う。転倒が多いという分析結果に直接応える対策で、すぐに取りかかることができます。
解説
正解は⑷です。分析の結果、高年齢労働者の労働災害では作業場での転倒が多いことが明らかになっています。したがって、転倒が起こりやすい場所を特定し、そこに注意を促す掲示を行うことが、すぐに取りかかれて効果の見込める対策になります。照度を高くすることや健康づくり用具の設置、作業の用意も有用な取り組みですが、転倒という具体的な課題に直接応えるものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成