構想区域C を所管する保健所の保健師は、地域医療構想に基づく切れ目のない在宅医療…
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。平成26 年(2014 年)の医療法改正に伴い、A 県は平成28 年度(2016 年度)の第6次医療計画に地域医療構想を追記した。A 県および構想区域B、C について、厚生労働省の示す地域医療構想策定ガイドラインにより推計された2025 年の必要病床数推計値を表に示す。(単位:床)構想区域 医療機能 必要病床数推計値 構想区域ごとの (参考)H 28.7.1の割合(%) 稼働病床数B 高度急性期 650 12.1急性期 2,050 38.3回復期 1,550 29.0慢性期 1,100 20.6計 5,350 100.0 5,800C 高度急性期 100 9.1急性期 350 31.8回復期 350 31.8慢性期 300 27.3計 1,100 100.0 1,300A 県全体の 高度急性期 1,210 11.3合計 急性期 3,840 35.9回復期 3,180 29.7慢性期 2,470 23.1計 10,700 100.0 11,600高度急性期 13.0 万床程度 10.9急性期 40.1 万床程度 33.7全国ベース 回復期 37.5 万床程度 31.5の積み上げ※慢性期 28.5 万床程度 23.9計 119 万床程度 100.0 134.7 万床※全国ベースの積み上げの数値は「医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門調査会」第1次報告(平成27 年6月)における最大値である。
構想区域C を所管する保健所の保健師は、地域医療構想に基づく切れ目のない在宅医療と介護の提供体制の構築を、実際にどのように行っていくかについて、市町村の保健師と話し合いを行うことにした。初回に検討する内容で優先度が高いのはどれか。
- ⑴ A 県の第6次医療計画県の医療計画は前提となる資料ですが、市町村ごとの実情は見えてきません。
- ⑵ 市町村ごとの入院患者の状況市町村ごとの入院患者の実態を共有することが、体制づくりの出発点になります。
- ⑶ 2025 年の医療機能別の必要病床数推計値(全国ベース)全国ベースの推計値では、この地域の実情を踏まえた検討ができません。
- ⑷ 市町村ごとの介護給付における居宅サービスの利用状況居宅サービスの利用状況も必要な情報ですが、まず入院の実態の把握が先です。
解説
正解は⑵です。切れ目のない在宅医療と介護の提供体制を考えるには、まず自分たちの地域で実際に何人がどのような疾患で入院し、どこへ退院しているのかという実態を共有することが出発点になります。市町村ごとの入院患者の状況が分かれば、在宅へ移る際に必要な支援が具体的に見えてきます。県の計画や全国ベースの推計値は、地域の実情を映したものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成