この調査の研究デザインはどれか。
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。糖尿病の有無とがん発症との関連を検討するために、地域における特定健康診査の受診者の中でがんの既往がない男女1万人ずつの2万人を登録し、糖尿病の有無を調査した。この調査から5年後に新規のがん発症の有無を確認した。
この調査の研究デザインはどれか。
- ⑴ 横断研究横断研究は一時点で曝露と結果を同時に調べる設計です。
- ⑵ 介入研究介入研究は研究者が曝露を割り付ける設計で、本調査は観察にとどまります。
- ⑶ 生態学的研究生態学的研究は集団を単位として指標どうしを比べる設計です。
- ⑷ 症例対照研究症例対照研究は結果の有無で群を分けてから過去をさかのぼる設計です。
- ⑸ コホート研究曝露を先に把握し、5年後の発症を追跡して比べており、コホート研究にあたります。
解説
正解は⑸です。この調査では、がんの既往がない人を登録し、まず糖尿病の有無という曝露を把握したうえで、5年後に新たながんの発症を確認しています。曝露を先に調べ、時間を追って結果の発生を比べる設計はコホート研究にあたります。一時点で両方を調べるのが横断研究、結果から過去をさかのぼるのが症例対照研究、集団を単位とするのが生態学的研究です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成