A さん(80 歳、男性)。民生委員から「最近、A さんが老人クラブに参加しなく…
A さん(80 歳、男性)。民生委員から「最近、A さんが老人クラブに参加しなくなったので心配している」と地区担当保健師に相談があった。民生委員から、A さんは妻が亡くなって1人暮らしとなり食事や生活が不規則になっていることや、一人娘は結婚して遠方に住んでいることを聞いた。地区担当保健師の今後の支援として優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 家庭訪問でA さんの状況を確認する。本人の生活と心身の状態を直接確かめることが、支援を組み立てる出発点になります。
- ⑵ A さんの娘に見守りを行うよう連絡する。遠方に住む娘への連絡は、本人の同意なく行えず状況の把握にもなりません。
- ⑶ 老人クラブのメンバーにA さんの参加の勧誘を依頼する。勧誘を依頼しても、参加できない理由が分からないままでは解決になりません。
- ⑷ 地域包括支援センターの介護予防事業をA さんに紹介する。事業の紹介は、本人の状態を把握してから適したものを選ぶべきです。
解説
正解は⑴です。Aさんは配偶者を亡くして独居となり、食事や生活が不規則になって地域との交流も減っています。閉じこもりや低栄養、うつ状態が進んでいるおそれもあるため、まず家庭訪問をして本人の生活と心身の状態を直接確かめることが出発点になります。娘への連絡や勧誘の依頼、事業の紹介は、本人の状況を把握してから検討する対応です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成