A さん(24 歳、専業主婦)は、夫と生後6か月の乳児(出生体重2,900 g)…
A さん(24 歳、専業主婦)は、夫と生後6か月の乳児(出生体重2,900 g)との3人暮らし。乳児健康診査が未受診で、電話にて受診勧奨を行ったが来所しないため、地区担当保健師が家庭訪問をした。訪問時、児の体重は7,500 g。定頸しており、寝返りはできるがお座りはできない。「離乳食を開始したばかりで、進め方が分からない」と言うので、保健指導を行った。乳児健康診査については「風邪気味だったので連れて行けなかった。人付き合いが苦手で育児の相談相手もいないので、戸惑うことが多い」と話した。今後の保健師の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 市の育児相談の利用を勧める。専門職に相談でき、同じ時期の親と出会う機会にもなり、孤立を防げます。
- ⑵ 定期的な家庭訪問を継続する。訪問だけでは保健師との関係にとどまり、地域とのつながりが生まれません。
- ⑶ 地域の子育てサークルの立ち上げを促す。人付き合いが苦手な母親に立ち上げを促すことは、負担が大きすぎます。
- ⑷ 児の発達について小児科医に相談することを勧める。体重増加も運動発達も順調で、医療機関に相談する必要はありません。
解説
正解は⑴です。児の体重増加と運動発達はいずれも順調で、医学的な心配はありません。一方で母親は人付き合いが苦手で相談相手がおらず、育児に戸惑いを抱えています。市の育児相談につなげば、専門職に相談できるだけでなく、同じ時期の親と出会う機会にもなります。家庭訪問の継続だけでは地域とのつながりが生まれず、サークルの立ち上げは負担が大きすぎます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成