A 市では特定健康診査の結果から、定年退職後の60 歳代の男性は同年代の女性と比…
A 市では特定健康診査の結果から、定年退職後の60 歳代の男性は同年代の女性と比較して、退職後数年でHbA1c が基準値を超える者の割合が高いことが分かった。また、問診票から、日中は1人で過ごし昼食も1人で摂ることが多く、食事は全体的に外食や市販の惣菜に偏っていることが把握された。定年退職後の男性を対象とし、地域への波及効果も目的とした糖尿病予防事業として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 食事の記録をつけてもらい栄養士が評価する。記録と評価は個人への働きかけで、地域への広がりは生まれません。
- ⑵ 高血糖を予防する食事のパンフレットを郵送する。パンフレットの郵送は一方向の情報提供で、行動の変化にも結びつきにくい方法です。
- ⑶ 特定健康診査で高血糖を予防するための個別相談を行う。個別相談も有効ですが、対象者どうしのつながりは生まれません。
- ⑷ 高血糖を予防する食事づくりの調理実習をグループで行う。調理の技術が身につくうえ、参加者どうしのつながりが生まれ地域への波及も期待できます。
解説
正解は⑷です。対象となる男性は日中を1人で過ごし、外食や惣菜に偏った食生活を送っています。調理実習をグループで行えば、自分で食事を整える技術が身につくだけでなく、同じ立場の人どうしのつながりが生まれ、その後の自主的な活動へ広がることが期待できます。記録の評価や個別相談、パンフレットの郵送は個人への働きかけにとどまります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成