運動習慣があることに対して、運動習慣がないことの疾患A による死亡に関する1万人…
次の文を読み45〜47 の問いに答えよ。運動習慣の死亡率に対する影響の調査のために1万人を対象とした10 年間のコホート研究を行った。本研究では、年齢、食習慣および経済状況など参加者の基礎的背景も併せて調査した。脱落者を除いた結果を表に示す。疾患別の死亡数(人)観察人年疾患A 疾患B 疾患C その他の疾患運動習慣あり 100 20 5 200 40,000運動習慣なし 140 100 10 400 40,000合計 240 120 15 600 80,000
運動習慣があることに対して、運動習慣がないことの疾患A による死亡に関する1万人対の寄与危険はどれか。
- ⑴ 0.4差ではなく比を計算した場合などに得られる値で、寄与危険ではありません。
- ⑵ 0.7比を計算した場合に近い値で、寄与危険の定義に合いません。
- ⑶ 1.4両群の死亡率の比にあたる値で、寄与危険ではありません。
- ⑷ 10両群の死亡率の差を1万人対で求めた値であり、寄与危険にあたります。
- ⑸ 40単位の取り方を誤った場合に得られる値です。
解説
正解は⑷です。寄与危険は、曝露群の死亡率から非曝露群の死亡率を引いた差で求めます。表から運動習慣がない群と運動習慣がある群の疾患Aによる死亡率をそれぞれ1万人年対で計算し、その差を取ると1万人対で10となります。比ではなく差で求める点と、単位を1万人対にそろえる点の2つに注意すれば、確実に計算できます。寄与危険は曝露によって増えた分の大きさを表す指標です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成