養護教諭は、A ちゃんのような児童が他にもいるのではないかと考え、これまでの発育…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A ちゃん(9歳、女児)。4か月前から母親と親しくなった男性との3人暮らしを始めている。A ちゃんは「新しいお父さんができた」と喜んでいたが、1か月前から忘れ物が多くなり、この1か月に4日欠席をしている。担任が連絡をしたところ、母親から「家庭内のことに関わらないで欲しい」と激しい口調の拒絶を受けた。保健室で休むことも多くなったため、養護教諭がA ちゃんに確認したところ、母親と男性が出掛けて戻らない日が多く、A ちゃんは菓子パンなどを買って食べているとのことであった。
養護教諭は、A ちゃんのような児童が他にもいるのではないかと考え、これまでの発育および欠席状況による確認に加え、新たな対策を立てることとした。緊急に対応する必要性の高い児童を抽出するための方法で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 学校教職員を対象にした研修会の実施研修は教職員の理解を深める取り組みで、児童を抽出する方法ではありません。
- ⑵ 忘れ物の多い児童の把握忘れ物の多さだけでは背景を判断できず、抽出の方法としては弱くなります。
- ⑶ 担任による親子面談親子面談は時間がかかり、緊急性の高い児童を広く見つけることはできません。
- ⑷ 児童への食生活調査食生活の状況は養育の実態を映しやすく、全児童から広く把握できます。
解説
正解は⑷です。ネグレクトが疑われる子どもは、食事が十分に与えられていないことが多く、朝食を食べていない、夕食を一人で食べているといった状況が手がかりになります。児童全員に食生活の調査を行えば、すでに把握している発育や欠席の情報とあわせて、支援が必要な子どもを広く見つけ出せます。研修や面談、忘れ物の把握では、全体の把握はできません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成