3日後、専門機関によるA ちゃんへの支援が開始された。その後のA ちゃんの出欠状…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。A ちゃん(9歳、女児)。4か月前から母親と親しくなった男性との3人暮らしを始めている。A ちゃんは「新しいお父さんができた」と喜んでいたが、1か月前から忘れ物が多くなり、この1か月に4日欠席をしている。担任が連絡をしたところ、母親から「家庭内のことに関わらないで欲しい」と激しい口調の拒絶を受けた。保健室で休むことも多くなったため、養護教諭がA ちゃんに確認したところ、母親と男性が出掛けて戻らない日が多く、A ちゃんは菓子パンなどを買って食べているとのことであった。
3日後、専門機関によるA ちゃんへの支援が開始された。その後のA ちゃんの出欠状況や家庭環境の変化などについて、専門機関から学校に定期的な情報提供の依頼があった。窓口となった養護教諭の対応として適切なのはどれか。
- ⑴ 情報提供は保護者の同意がなければ行わない。虐待に関わる情報提供は、保護者の同意を要件とせずに行えます。
- ⑵ A ちゃんから情報収集するよう伝える。本人に情報収集を求めることは負担が大きく、適切な対応ではありません。
- ⑶ 3か月に1回情報提供を行う。頻度は一律に決めるものではなく、状況に応じて定めます。
- ⑷ 情報提供は書面で行う。書面であれば内容が正確に伝わり、記録としても残すことができます。
解説
正解は⑷です。児童虐待への対応では、関係機関の間で情報を正確に共有し、後から経過をたどれるようにしておくことが重要です。書面で情報提供を行えば、内容が正確に伝わり記録としても残ります。虐待に関わる情報提供は保護者の同意を要件とせず、頻度は状況に応じて定めるもので、本人から情報を集めるよう求めることも適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成