2日目には水は引き始め、4日目にはほとんどの地域で自宅の片付けが開始された。片付…
次の文を読み48〜50 の問いに答えよ。人口1万5千人のA 町。台風の影響で大雨によって大規模な水害が発生した。町内の浸水面積は約3割であった。被害状況は床上浸水約1,500 世帯、被災住民数は約3,500 人で、家屋の倒壊が約200 世帯であった。役場の1階にある保健センターも浸水し、町内5か所に避難所と救護所とが設置された。
2日目には水は引き始め、4日目にはほとんどの地域で自宅の片付けが開始された。片付け作業を手伝っているボランティアから「被災者は皆イライラしていて、少しでも水に浸かったものはすべて捨ててくれと言う人がいるが、どうすればよいか」という相談を受けた。ボランティアへの助言で適切なのはどれか。
- ⑴ 「言われる前に捨てましょう」本人の意思を確かめずに捨てることは、取り返しのつかない後悔を招きます。
- ⑵ 「捨てずに残しておきましょう」残すよう押しとどめることも、本人の意思を尊重した対応ではありません。
- ⑶ 「被災者の言うとおりにしてください」高ぶった状態での判断をそのまま受け入れると、後の後悔につながります。
- ⑷ 「気持ちが落ち着いてから捨てるかどうか決めるように言いましょう」落ち着いてから判断するよう伝えることで、後になっての深い後悔を防げます。
解説
正解は⑷です。被災直後は気持ちが高ぶり、冷静な判断が難しくなります。その状態で思い出の品まで捨ててしまうと、後になって深く後悔し、喪失感を強めることがあります。気持ちが落ち着いてから判断するよう伝えることで、取り返しのつかない後悔を防げます。言われるままに捨てることも、残すよう押しとどめることも、本人の意思に沿いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成