A ちゃんは学校での衝動的な行動が減ったが、下校後の同級生とのトラブルが続いてい…
次の文を読み45〜47 の問いに答えよ。A ちゃん(6歳、男児)。A ちゃんは保育所に通っている。3歳児健康診査の心理相談で療育教室への参加を勧められたが、これまで2回しか参加できておらず経過観察の対象となっていた。就学予定の小学校で行われた就学時健康診断で、A ちゃんは常に動き回り目立つ存在であった。母親はA ちゃんについて元気過ぎる子どもと認識している。
A ちゃんは学校での衝動的な行動が減ったが、下校後の同級生とのトラブルが続いていた。そこで養護教諭を交えて担任が母親と話し合いを行った。養護教諭と担任とが母親に提案することとして、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 「特別支援学校への転校を検討しましょう」学校生活は落ち着いてきており、転校を検討する段階ではありません。
- ⑵ 「A ちゃんの特性について学校から同級生に説明しましょう」周囲が特性を理解することで関わり方が変わり、トラブルの減少につながります。
- ⑶ 「主治医からA ちゃんに注意してもらうようお願いしましょう」主治医からの注意は本人の努力の問題にすり替えることになり、適切ではありません。
- ⑷ 「A ちゃんの困った点について学校が同級生にアンケート調査を行いましょう」困った点を同級生に尋ねる調査は、本人を傷つけ孤立させるおそれがあります。
解説
正解は⑵です。下校後のトラブルが続く背景には、同級生がAちゃんの特性を知らず、わざとやっていると受け取ってしまうことがあります。学校から特性を伝えれば、周囲の理解が深まり関わり方も変わります。保護者の同意を得たうえで行うことが前提です。転校の検討は段階が早く、主治医からの注意やアンケートは本人を追い詰めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成