A 市の母子保健計画において取り組むべき重点課題はどれか。2つ選べ。
次の文を読み53〜55 の問いに答えよ。人口50 万人のA 市。A 市総合計画の母子保健分野について「児童虐待やいじめのない、母と子どもの笑顔があふれる街A 市」を目標としている。A 市では、保健師が中心となって母子保健計画を新たに策定することとなった。平成25 年(2013 年)の A市の人口動態統計および母子保健に関する主な状況を表に示す。表 A 市の人口動態統計および母子保健に関する主な状況出生数 4,000低出生体重児数(再掲) 360合計特殊出生率 1.25乳児死亡数 12先天奇形、変形及び染色体異常 4周産期に特異的な呼吸障害及び心血管障害 1死因別(再掲)不慮の事故 1その他 6妊娠届出時期(全妊娠届出数に対する割合)妊娠12 週未満 40 %妊娠12 週以降22 週未満 35 %妊娠22 週以降 15 %分娩後 10 %第1子出産時の母の年齢が35 歳以上の人数 1,0001 歳6か月児健康診査受診率 96 %
A 市の母子保健計画において取り組むべき重点課題はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 不妊治療の推進不妊治療の推進は、示された統計から導かれる課題ではありません。
- ⑵ 特定妊婦の支援虐待の防止を掲げる市の目標にも沿い、支援を要する妊婦の早期把握が課題になります。
- ⑶ 妊娠中の母体の体重管理低出生体重児の割合は全国平均より低く、体重管理は重点課題になりません。
- ⑷ 初回妊婦健康診査の早期受診の勧奨妊娠届の提出が遅い傾向があり、早期の受診につなげることが課題になります。
- ⑸ 1歳6か月児健康診査受診率の向上示された統計では、1歳6か月児健康診査の受診率は課題として挙がっていません。
解説
正解は⑵と⑷です。A市では妊娠12週未満での妊娠届の提出割合が全国平均より低く、乳児死亡率も高いことから、妊娠の早い時期に健康診査につなげることと、支援を要する特定妊婦を早く見つけて支えることが重点課題になります。不妊治療や体重管理、1歳6か月児健康診査の受診率は、示された課題から導かれる重点ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成