調査の結果、A 市内の社会資源サービスの利用が有効に活用できていないこと、介護者…
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。人口9万人、高齢化率28 % のA 市。介護保険の認定を受ける高齢者は増加傾向にある。市では介護における悩みを共有して、介護者の介護負担感を軽減することを目標に介護者の会を開催している。市内は10 の地区に分かれ、各地区に集会所がある。月に1回、各集会所において保健師が運営し、毎回30 人程度が参加している。
調査の結果、A 市内の社会資源サービスの利用が有効に活用できていないこと、介護者が高齢者であること、負担感のうち身体への負担が多くを占めることなどが分かった。保健師は介護者への支援を充実させたいと考えた。A 市における介護者への支援で優先されるのはどれか。
- ⑴ 要介護者を介護する家庭を全戸訪問する。全戸訪問は人員の負担が大きく、介護方法の改善にも直接結びつきません。
- ⑵ 介護者を対象にした健康診査事業を実施する。健康診査は介護者自身の状態の把握にとどまり、身体の負担は減りません。
- ⑶ 介護者を対象にした運動プログラムを事業化する。運動プログラムは体力づくりに役立ちますが、介護の負担そのものは減りません。
- ⑷ 地区の集会所で介護方法に関する講習会を開催する。通いやすい場所で負担の少ない介助の技術を学べ、情報を得る機会にもなります。
解説
正解は⑷です。介護者が高齢で身体への負担が大きく、サービスも十分に使えていないという結果からは、無理のない介護の仕方を身につけてもらうことが急がれます。地区の集会所で介護方法の講習会を開けば、通いやすい場所で負担の少ない介助の技術を学べ、介護者どうしの出会いやサービスの情報を得る機会にもなり、使えていない資源につなぐきっかけにもなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成