このときの母親への対応で最も適切なのはどれか。
次の文を読み41〜43 の問いに答えよ。A さん(27 歳、女性)。両親との3人暮らし。大学受験に失敗し、浪人していたときに幻覚と妄想とが出現し、統合失調症と診断され、3か月間精神科病院に入院したことがある。A さんは半年前から受診を中断し、ぶつぶつ独り言を言うようになったため、母親が受診を勧めたがA さんは拒否している。対応に困った母親から保健所の保健師に相談の電話があった。
このときの母親への対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 家庭訪問することを提案する。本人に直接会って生活と症状を把握でき、関係づくりの機会にもなります。
- ⑵ 保健師から主治医に連絡すると説明する。本人の同意なく主治医に連絡することは、個人情報の取扱いの面から問題があります。
- ⑶ A さんが自分から受診するのを待つよう助言する。待つだけでは状態が悪化するおそれがあり、家族の不安にも応えられません。
- ⑷ 保健師から電話でA さんに受療を勧めると説明する。電話だけでは状況を確かめられず、受療につながるとも限りません。
解説
正解は⑴です。Aさんは半年前から受診を中断し、独り言がみられるなど状態の悪化がうかがえます。電話や待つ姿勢では状況を確かめられないため、家庭訪問を提案して本人に直接会い、生活と症状の実際を把握することが出発点になります。訪問の提案であれば母親も受け入れやすく、本人との関係づくりの機会にもなります。まず会うことから支援が始まります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成