保健師は地域に認知症高齢者の居場所を作りたいと考え、公民館を会場にした事業に取り…
次の文を読み53〜55 の問いに答えよ。人口8 万人、高齢化率30 %のA 市。最近、徘徊している高齢者を保護した事例が数件あったと警察から地域包括支援センターに情報提供があった。地域包括支援センターの保健師は、徘徊している高齢者について情報収集する必要があると考えた。
保健師は地域に認知症高齢者の居場所を作りたいと考え、公民館を会場にした事業に取り組むことにした。事業を実施する上で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 認知症高齢者と地域の住民が参加できるプログラムを設定する。本人と住民がともに参加することで、交流が生まれ理解も広がります。
- ⑵ 認知症高齢者と同居している家族の休息を促す。家族の休息は副次的な効果で、居場所づくりの主目的ではありません。
- ⑶ 活動内容は認知症の専門医が決める。内容は参加者や住民の意見を取り入れて決めることが望まれます。
- ⑷ 開催頻度は年4 回とする。年4回では間隔が空きすぎ、居場所としての役割を果たせません。
解説
正解は⑴です。居場所づくりの目的は、認知症の人が地域の中で役割を持ち、住民と自然に交わりながら過ごせる場をつくることにあります。双方が参加できるプログラムを設定することで、認知症への理解も地域に広がります。家族の休息は副次的な効果であり、内容を専門医だけが決めることや、年4回という少ない頻度は居場所としての機能を果たしません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成