保健師がこの職場の喫煙状況について調査をしたところ、喫煙者は48 %で、喫煙者の…
次の文を読み47〜49 の問いに答えよ。A さん(36 歳、男性)。1 人暮らし。従業員数300 人のIT 関連会社に勤務している。残業時間は月平均60 時間で、3 年前から15 本/日の喫煙をしている。運動習慣はなく、昼と夜は外食が多い。会社の定期健康診断で中性脂肪が150 mg/dL であった。既往歴に特記すべきことはない。
保健師がこの職場の喫煙状況について調査をしたところ、喫煙者は48 %で、喫煙者のうち30 %が禁煙を希望している。禁煙を希望する者のうち、保健師との面接において禁煙する気持ちはあるがうまくいかないと訴える者が多かった。禁煙を希望する者に対する支援として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 喀痰検査を実施する。喀痰検査は病気の発見のための検査で、禁煙の支援にはなりません。
- ⑵ 肺がん検診の受診を勧める。検診の勧めは早期発見のためで、禁煙行動を支えるものではありません。
- ⑶ たばこの代わりにお菓子を勧める。菓子に置き換える助言は、肥満を招くおそれがあり適切ではありません。
- ⑷ 禁煙のためのグループワークを実施する。仲間と工夫を共有し励まし合うことで、禁煙を続けやすくなります。
- ⑸ 喫煙の健康被害についてのパンフレットを配布する。害を知らせるだけでは、すでに禁煙を望む人の支えになりません。
解説
正解は⑷です。禁煙したい気持ちはあるがうまくいかないという人は、行動変容ステージでは準備期にあたり、具体的な方法と続ける支えを必要としています。グループワークでは、同じ目標を持つ仲間と工夫や失敗を共有でき、互いに励まし合うことで禁煙を続けやすくなります。検査や検診、パンフレットの配布では、行動を続ける支えになりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成