電話相談の翌日、母親はA 君とともに育児相談に来所した。A 君はすぐに育児相談室…
次の文を読み44〜46 の問いに答えよ。A 君(2 歳)の母親。「初めての子どもで、対応が分かりません。食事が終わるまでに1 時間もかかったりしてイライラします。他の子どもより落ち着きがないような気がします。この前の健康診査では問題ないと言われましたが不安です」と電話相談があった。保健師は話を聞いた上で、保健センターの育児相談に来るよう促した。
電話相談の翌日、母親はA 君とともに育児相談に来所した。A 君はすぐに育児相談室の本棚に行き、絵本を開いたり閉じたりしている。最初の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 発達相談を勧める。不安の内容を確かめないまま勧めても、母親の納得は得られません。
- ⑵ 子どもの発達を評価する。発達の評価も必要ですが、まず母親の訴えを聴くことが先です。
- ⑶ しつけに関する親子教室を紹介する。しつけの問題と決めつける対応になり、適切ではありません。
- ⑷ 母親の話から不安の内容を確認する。不安の中身を確かめることで、必要な支援を見極められます。
解説
正解は⑷です。母親は健康診査で問題ないと言われてもなお不安を抱えており、何をどのように心配しているのかはまだ分かっていません。まず母親の話を聴いて不安の内容を確かめることで、発達の問題なのか、育児方法の悩みなのか、疲労の訴えなのかを見極められます。発達評価や教室の紹介は、不安の中身を確認してから選ぶものになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成