最初の面接で、A さんの様子を尋ねると「普段は家にいて、何もせず、テレビを観るか…
次の文を読み39~41 の問いに答えよ。A さん(20 歳、男性)。高校卒業後、就職したが職場の人間関係がうまくいかず退職して自宅にいる状態が 1 年半続いている。心配した母親(48 歳)が保健所に来所した。保健所では精神保健相談を実施しており、管内にあるひきこもりの家族会やセルフヘルプグループを支援している。
最初の面接で、A さんの様子を尋ねると「普段は家にいて、何もせず、テレビを観るか、インターネットをして過ごしています。午後は図書館に通っています」と話した。母親への保健師の対応で正しいのはどれか。
- ⑴ 家庭訪問を約束する。本人に直接会う糸口ができ、母親の負担も軽くなります。
- ⑵ 本人の来所を勧めるよう話す。外出が限られている本人に、来所を促すのは難しい段階です。
- ⑶ 保健所の精神保健相談を勧める。相談の紹介だけでは、本人への働きかけになりません。
- ⑷ ひきこもりの家族会を紹介する。家族会の紹介も有用ですが、本人への接近が先になります。
- ⑸ 外出しているので問題はないと説明する。1年半続く状態であり、問題ないと説明するのは誤りです。
解説
正解は⑴です。本人は家にこもりがちですが図書館に通える力があり、支援につながる可能性があります。保健師が家庭訪問を約束することで、本人に直接会う糸口ができ、母親も一人で抱え込まずにすみます。本人の来所を促すことは今の段階では難しく、家族会や相談の紹介だけでは本人への働きかけにならず、問題ないと説明することも適切ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成