A さん(43 歳、男性)は、23 歳で統合失調症と診断された。精神科病院に 2…
A さん(43 歳、男性)は、23 歳で統合失調症と診断された。精神科病院に 20 年間入院している。現在 A さんは任意入院であり退院を強く希望し、主治医も退院の方向で検討している。両親は亡くなっており、兄弟姉妹はいない。A さんが退院し、地域生活へ移行するために必要なのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 日常生活支援体制の調整日々の暮らしを支える体制が、地域生活の土台になります。
- ⑵ 親戚の退院への同意任意入院であり、親戚の同意は必要ありません。
- ⑶ 地域住民への連絡本人の同意なく地域に知らせることは、人権の侵害になります。
- ⑷ 就労先の確保就労は、生活が安定してから検討する課題です。
- ⑸ 居住先の確保住む場所の確保が、退院の前提として欠かせません。
解説
正解は⑴と⑸です。20年間入院していたAさんが地域で暮らすには、まず住む場所を確保し、食事や金銭の管理、服薬など日々の暮らしを支える体制を整えることが欠かせません。任意入院であり本人が退院を希望しているため親戚の同意は不要で、地域住民への連絡は人権の侵害になります。就労は生活が安定してから検討する課題です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成