担当地区に住むAさんから「48 歳の夫が若年性認知症と診断され治療が開始されまし…
担当地区に住むAさんから「48 歳の夫が若年性認知症と診断され治療が開始されました。どうしたらよいかわかりません」と市の保健センターに電話があった。保健師の最初の対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 夫への対応の仕方を指導する。不安の中身を知らないまま指導しても、的外れになります。
- ⑵ 保健センターへの来所を勧める。来所の案内は、話を聴いて必要性を判断してからになります。
- ⑶ A さんが心配していることを聞く。心配していることを聴くことが、支援を選ぶ出発点になります。
- ⑷ 主治医に再度相談するよう勧める。主治医に委ねるだけでは、生活上の不安に応えられません。
- ⑸ 夫の職場の上司に相談するよう勧める。職場への相談は本人や家族が決めることで、助言として性急です。
解説
正解は⑶です。Aさんはどうしてよいか分からないと訴えており、何を不安に感じているのかはまだ分かっていません。まず心配していることを丁寧に聴き、受け止めることが対応の出発点になります。内容が分かって初めて、必要な情報提供や来所の案内、関係機関との調整を選べます。いきなり指導や来所を勧めても、Aさんの不安には応えられません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成