35 歳の男性から「職場の健康診断の結果通知を見たら、HDL コレステロールの欄…
35 歳の男性から「職場の健康診断の結果通知を見たら、HDL コレステロールの欄が 35 mg/dl で正常範囲ではありませんでした。その他の項目はすべて正常範囲です。どのようにしたらよいでしょう」と保健師に相談があった。営業職で、毎日 20 本喫煙し、日本酒換算で週 4 合飲酒している。特記すべき既往歴はなく、現在治療中の疾患もない。保健師は HDL コレステロール値の意味を説明した。併せて行う指導で適切なのはどれか。
- ⑴ 禁煙する。喫煙はHDLコレステロールを下げる代表的な要因です。
- ⑵ 禁酒する。適量の飲酒はHDLを上げる方向に働き、禁酒は必要ありません。
- ⑶ 医療機関を受診する。他の項目は正常で症状もなく、受診を要する段階ではありません。
- ⑷ コレステロールの多い食品の摂取は避ける。食事中のコレステロールを減らしてもHDLは上がりません。
解説
正解は⑴です。喫煙はHDLコレステロールを低下させる代表的な要因であり、1日20本の喫煙があるこの人には禁煙の指導が適切です。適量の飲酒はむしろHDLを上げるため禁酒は必要ありません。他の項目が正常で症状もないため、医療機関を受診する段階ではありません。食事中のコレステロールを減らしてもHDLは上がらず、運動の習慣づけとあわせて禁煙を勧めることが有効です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成