血管拡張作用、利尿作用等により急性心不全の症状を改善する組換え体医薬品はどれか。…
血管拡張作用、利尿作用等により急性心不全の症状を改善する組換え体医薬品はどれか。1つ選べ。
- ⑴ インターフェロン ベータインターフェロンベータは組換え体医薬品ですが、多発性硬化症などに用い、心不全治療薬ではありません。
- ⑵ カルペリチドカルペリチドは遺伝子組換えhANPで、cGMPを介した血管拡張・利尿作用により急性心不全を改善します。
- ⑶ コルホルシンダロパートコルホルシンダロパートはアデニル酸シクラーゼを直接活性化する化学合成の強心薬です。
- ⑷ トルバプタントルバプタンはバソプレシンV2受容体遮断薬で、化学合成品であり組換え体ではありません。
- ⑸ フォンダパリヌクスフォンダパリヌクスは化学合成された第Xa因子阻害薬で、静脈血栓塞栓症の予防などに用いられます。
解説
正解は⑵です。カルペリチドは遺伝子組換えにより製造されるヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド(hANP)製剤です。ナトリウム利尿ペプチド受容体(GC-A)に結合して膜結合型グアニル酸シクラーゼを活性化し、cGMPを増加させて血管拡張作用と利尿作用を示し、急性心不全に用いられます。コルホルシンダロパートはアデニル酸シクラーゼ活性化薬、トルバプタンはバソプレシンV2受容体遮断薬で、いずれも化学合成品です。インターフェロンベータは組換え体ですが多発性硬化症などに用い、フォンダパリヌクスは合成の抗凝固薬です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成