環境汚染(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等)を防止するための法規制に関する記述とし…
環境汚染(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染等)を防止するための法規制に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 大気汚染防止法では、自動車などの移動発生源から排出されるばい煙や揮発性有機化合物及び粉じんについて排出基準が定められている。大気汚染防止法の排出基準は工場などの固定発生源が対象で、自動車には排出ガスの許容限度が定められます。
- ⑵ 水質汚濁防止法では、健康に係る有害物質及び生活環境に係る汚染状態について排水基準が定められている。健康項目と生活環境項目の両方について排水基準が定められているので正答です。
- ⑶ 都道府県は、国が定めた一般排出基準あるいは一律排水基準よりも厳しい「上乗せ排出基準」あるいは「上乗せ排水基準」を定めることができる。都道府県は条例で国の基準より厳しい上乗せ基準を定めることができるので正答です。
- ⑷ 土壌汚染対策法では、すべての特定有害物質について「土壌含有基準」が定められている。土壌含有量基準は重金属などの一部の特定有害物質のみに定められ、すべてではありません。
- ⑸ ダイオキシン類対策特別措置法では、大気、水質、土壌及び農作物を対象に環境基準が定められている。ダイオキシン類の環境基準は大気、水質(底質を含む)、土壌に定められ、農作物は対象外です。
解説
正解は⑵と⑶です。水質汚濁防止法では、カドミウムなど健康に係る有害物質と、BODやCODなど生活環境に係る項目について排水基準が定められています。都道府県は条例で国の基準より厳しい上乗せ基準を定めることができます。大気汚染防止法で排出基準が定められているのは工場などの固定発生源で、自動車には許容限度が定められています。土壌含有量基準は一部の物質のみで、ダイオキシンの環境基準に農作物は含まれません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成