タキフィラキシーに関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。
タキフィラキシーに関する記述として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 短時間の反復投与による薬物に対する反応性の増強タキフィラキシーでは反応性が増強するのではなく、急速に減弱します。
- ⑵ 短時間の反復投与による薬物に対する反応性の減弱短時間の反復投与で反応性が急速に弱まる現象がタキフィラキシーで、エフェドリン等で知られます。
- ⑶ 長期間の反復投与による薬物に対する反応性の増強長期反復投与で反応性が増強する現象は感作(逆耐性)などであり、タキフィラキシーではありません。
- ⑷ 長期間の反復投与による薬物に対する依存性の獲得長期投与による依存性の獲得は薬物依存であり、タキフィラキシーとは別の概念です。
- ⑸ 長期薬物投与後の休薬による薬物に対する反応性の増強休薬後の反応性増強は受容体のアップレギュレーション等による現象で、タキフィラキシーではありません。
解説
正解は⑵です。タキフィラキシーとは、薬物を短時間に反復投与したときに反応性が急速に減弱する現象です。代表例はエフェドリンやチラミンなどの間接型交感神経作用薬で、神経終末のノルアドレナリンが枯渇するために効果が弱まります。長期間の反復投与で徐々に反応性が低下する現象は耐性と呼ばれ、依存性の獲得や休薬後の反応増強(リバウンド、受容体のアップレギュレーション)とは区別されます。時間経過の速さと反応の向きの両方で判断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成