サイクリックAMP(cAMP)の結合により活性化されるリン酸化酵素はどれか。1つ…
サイクリックAMP(cAMP)の結合により活性化されるリン酸化酵素はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アデニル酸シクラーゼアデニル酸シクラーゼはATPからcAMPを合成する酵素で、cAMPにより活性化されるリン酸化酵素ではありません。
- ⑵ cAMP ホスホジエステラーゼ(PDE Ⅲ)PDEⅢはcAMPを分解する加水分解酵素であり、リン酸化酵素ではありません。
- ⑶ プロテインキナーゼAPKAはcAMPが調節サブユニットに結合すると触媒サブユニットが遊離して活性化されるリン酸化酵素です。
- ⑷ プロテインキナーゼB(Akt)Aktはホスファチジルイノシトール3キナーゼの産物PIP3を介して活性化され、cAMPには依存しません。
- ⑸ プロテインキナーゼCPKCはジアシルグリセロールとCa²⁺により活性化され、cAMPでは活性化されません。
解説
正解は⑶です。cAMPはプロテインキナーゼA(PKA)の調節サブユニットに結合し、触媒サブユニットを解離させて活性化します。活性化したPKAは標的タンパク質のセリン・トレオニン残基をリン酸化し、心筋収縮力の増強やグリコーゲン分解などを引き起こします。アデニル酸シクラーゼはcAMPを作る酵素、ホスホジエステラーゼはcAMPを分解する酵素であり、どちらもリン酸化酵素ではありません。Aktはホスファチジルイノシトール三リン酸、PKCはジアシルグリセロールで活性化されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成