マグネシウムに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
マグネシウムに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ マグネシウムイオンは、カルシウムイオンに比べてイオン半径が小さい。記述は正しいです。Mg²⁺は第3周期でCa²⁺より電子殻が少なく、イオン半径が小さくなります。
- ⑵ マグネシウムイオンは、ルイス酸としてATP のリン酸基と結合する。記述は正しいです。Mg²⁺は電子対を受け取るルイス酸としてATPのリン酸基に配位します。
- ⑶ 空気中で金属マグネシウムが燃焼すると、酸化マグネシウムとなる。記述は正しいです。マグネシウムは空気中で強い光を出して燃焼し、酸化マグネシウムになります。
- ⑷ マグネシウムは、典型元素である。記述は正しいです。マグネシウムは2族元素で、遷移元素ではなく典型元素に分類されます。
- ⑸ 酸化マグネシウムは、酸性酸化物である。誤りです。酸化マグネシウムは酸と反応して塩を作る塩基性酸化物で、制酸薬として用いられます。
解説
正解は⑸です。酸化マグネシウムは水と反応すると水酸化マグネシウムを生じ、酸と反応して塩を作る塩基性酸化物であり、酸性酸化物ではありません。このため制酸薬や緩下薬として用いられます。そのほかの記述は正しく、Mg²⁺はCa²⁺より周期が一つ上でイオン半径が小さく、ルイス酸としてATPのリン酸基に配位してMg-ATP錯体を作ります。また金属マグネシウムは空気中で燃えて酸化マグネシウムとなり、2族の典型元素に属します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成