滅菌・殺菌・消毒に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
滅菌・殺菌・消毒に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 結核菌で汚染された金属製医療機器を高周波の電磁波で滅菌する。高周波(マイクロ波)滅菌は水分を含む物に用いる方法で、金属は電磁波を反射するため金属製医療機器には適しません。
- ⑵ マイコプラズマを除去する目的で、液性製剤を孔径0.45 μm のフィルターでろ過する。マイコプラズマは細胞壁がなく変形して通過するため、除去には孔径0.1 μm程度のフィルターが必要です。
- ⑶ 輸液チューブを過酸化水素低温プラズマ滅菌処理する。過酸化水素低温プラズマ滅菌は細長い内腔の奥まで過酸化水素が届きにくく、輸液チューブのような器材には不向きです。
- ⑷ 芽胞を形成している菌で汚染された内視鏡を、グルタラールで殺菌消毒する。グルタラールは芽胞にも有効な高水準消毒薬で、加熱できない内視鏡の消毒に用いられます。
- ⑸ 傷口や手術部位の皮膚の消毒のため、ポビドンヨードを用いる。ポビドンヨードは広い抗微生物スペクトルをもち、手術部位の皮膚や傷口の消毒に用いられます。
解説
正解は⑷と⑸です。グルタラールは芽胞にも有効な高水準消毒薬で、加熱できない内視鏡などの医療器具の消毒に用います。ポビドンヨードは幅広い微生物に有効で、手術部位の皮膚や創傷部位の消毒に使われます。一方、高周波滅菌は液体などに用いる方法で金属製の器具には適さず、マイコプラズマの除去には0.1 μm程度のフィルターが必要です。過酸化水素低温プラズマ滅菌は細長い内腔をもつ器材には不向きとされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成