45歳の女性。冷えと疲れやすさを訴え、漢方薬による治療を希望した。漢方医学では、…
45歳の女性。冷えと疲れやすさを訴え、漢方薬による治療を希望した。漢方医学では、患者の体質や症状の現れ方をもとに処方を選ぶ。漢方薬の基礎となる考え方について、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 漢方では、体力が充実した状態を実証、低下した状態を虚証という。虚実は、体力や病気への抵抗力の強さをとらえる考え方です。
- ⑵ 漢方薬は、患者の体質や症状の現れ方を表す証に基づいて選ばれる。同じ病名でも証が異なれば、選ぶ処方も変わります。
- ⑶ 血の流れが滞った状態を水毒といい、むくみやめまいの主な原因と考える。血の滞りは瘀血といい、水毒は水の偏りを指します。
- ⑷ 同じ病名の患者には、証にかかわらず同じ漢方薬を用いることが基本となる。漢方では病名よりも証を重視して処方を選びます。
- ⑸ 漢方薬の多くは、1種類の生薬から抽出した単一の成分でつくられている。漢方薬の多くは、複数の生薬を組み合わせた処方です。
解説
正解は、虚証と実証のとらえ方の記述と、証に基づいて漢方薬を選ぶという記述です。漢方では、体力の充実度を虚実、病気の性質を寒熱などでとらえ、患者の状態である証に基づいて処方を選びます。体を構成する要素を気・血・水でとらえ、血の滞りを瘀血、水の偏りを水毒と呼びます。漢方薬の多くは複数の生薬を組み合わせた処方です。
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