核酸を用いる医薬品や遺伝子を利用した新しい治療法について、作用の仕組みと特徴を整…
核酸を用いる医薬品や遺伝子を利用した新しい治療法について、作用の仕組みと特徴を整理した。記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ ゲノム編集では、特定のDNA配列を狙って切断することができず、遺伝子は無作為の位置に入る。ゲノム編集は、特定のDNA配列を狙って切断し、改変できる技術です。
- ⑵ アンチセンス核酸は、標的のmRNAに相補的に結合し、翻訳やスプライシングを調節する。一本鎖の核酸が標的のmRNAに結合して、たんぱく質の産生を調節します。
- ⑶ 低分子干渉RNAは、標的のmRNAの分解を導いて、遺伝子の発現を抑える。二本鎖のRNAが細胞内の複合体に取り込まれ、相補的なmRNAを切断させます。
- ⑷ 核酸医薬品は分子量が小さいため、経口投与で小腸からよく吸収される。核酸医薬品は分解されやすく吸収されにくいため、多くは注射で投与します。
- ⑸ mRNAワクチンでは、投与したmRNAが宿主の染色体に組み込まれて長く働き続ける。mRNAは核の染色体に組み込まれず、細胞質で翻訳されたのち分解されます。
解説
正解は、アンチセンス核酸と低分子干渉RNAについての記述です。核酸医薬品は、標的のmRNAなどに配列の相補性で結合し、遺伝子の発現を調節します。分解されやすく吸収されにくいため、化学修飾を加え、注射で投与することが多いです。mRNAワクチンのmRNAは細胞質で翻訳されて分解され、染色体には組み込まれません。ゲノム編集は特定の配列を狙って改変する技術です。
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