76歳の女性。高血圧と糖尿病で通院し、薬局に毎月来局している。最近、朝の薬の飲み…
76歳の女性。高血圧と糖尿病で通院し、薬局に毎月来局している。最近、朝の薬の飲み忘れが多く、自宅に残薬がたまっていることが分かった。急いで対応が必要な副作用の兆候はない。薬剤師の対応として、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 残薬が多いので、薬剤師の判断で処方日数を減らして交付し、処方医への連絡は行わない。処方の日数を変えるには処方医の確認が必要で、変えた内容は必ず処方医に伝えます。
- ⑵ 服薬状況と残薬の情報を文書にまとめ、処方医に伝えて次回の処方に役立ててもらう。緊急性の低い気づきは文書で処方医に伝え、服用回数の見直しなどにつなげます。
- ⑶ 残っている薬は効果が落ちているため、すべて廃棄して新しい薬に入れ替えるよう指示する。使用期限内の残薬は処方医と相談して活用できるため、一律に廃棄する必要はありません。
- ⑷ 飲み忘れは患者本人の問題のため、薬局内の記録にとどめて医師やケアマネジャーには知らせない。服薬の状況は治療に影響するため、必要な情報は多職種で共有して支援につなげます。
- ⑸ 患者の同意を得ずに、病名と服薬状況を介護事業所の職員に個人の端末から送信する。個人情報を共有するときは本人の同意を得て、適切な方法で伝える必要があります。
解説
正解は⑵です。飲み忘れや残薬など、すぐに疑義照会するほどの緊急性はないものの処方医に知ってほしい情報は、服薬情報提供書にまとめて伝えます。これにより、服用回数を減らす、一包化するなど、次回の処方の見直しにつながります。処方日数を減らす場合は処方医の確認が必要です。情報を多職種で共有するときは患者の同意を得て、適切な方法で伝えることが大切です。
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