細胞どうしは、神経伝達物質やホルモン、細胞をつなぐ通路などを使って情報をやりとり…
細胞どうしは、神経伝達物質やホルモン、細胞をつなぐ通路などを使って情報をやりとりしている。細胞間のコミュニケーションの仕組みに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 神経の終末に活動電位が届くと、カルシウムイオンが流れ込み、神経伝達物質が開口放出される。電位依存性のカルシウムチャネルが開いて細胞内のカルシウムが増え、シナプス小胞が膜と融合して放出されます。
- ⑵ ギャップ結合は、隣り合う細胞の細胞質どうしをつなぎ、イオンや小さな分子を直接通す。心筋や平滑筋ではギャップ結合を通じて電気的な興奮が伝わり、細胞がそろって収縮します。
- ⑶ 傍分泌では、分泌された物質が血流に乗り、遠く離れた臓器の細胞に作用を及ぼす。血流に乗って遠くの臓器に作用するのは内分泌です。傍分泌は近くの細胞に作用します。
- ⑷ 一酸化窒素は細胞膜を通り抜けられないため、隣の細胞の膜にある受容体に結合して作用する。一酸化窒素は気体で細胞膜を自由に通り、細胞内のグアニル酸シクラーゼを活性化します。
- ⑸ 放出された神経伝達物質は、シナプス間隙で分解や回収を受けずに、長い時間作用し続ける。神経伝達物質は酵素による分解や再取り込みで速やかに除かれ、信号の時間が短く保たれます。
解説
正しいのは、神経伝達物質の放出の仕組みと、ギャップ結合についての記述です。細胞間の情報伝達には、血流を介する内分泌、近くの細胞に作用する傍分泌、シナプスでの神経伝達、細胞どうしを直接つなぐギャップ結合などがあります。神経終末ではカルシウムの流入をきっかけに伝達物質が放出され、分解や再取り込みで速やかに除かれます。一酸化窒素は膜を通り抜けて隣の細胞に作用します。
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