光軸に垂直な平面上の格子パターン(中央)と、この格子パターンをレンズA とB を…
光軸に垂直な平面上の格子パターン(中央)と、この格子パターンをレンズA とB を通して映った像A 及び像B(別冊No. 2)を別に示す。A 及びB の収差はどれか。
- ⑴ 球面収差球面収差は光軸上の点像がぼけるもので、格子の形のゆがみではありません。
- ⑵ コマ収差コマ収差は軸外の点像が彗星状に尾を引くもので、格子の樽型・糸巻き型変形ではありません。
- ⑶ 像面湾曲像面湾曲は像面が曲面になりピント位置がずれるもので、形のゆがみではありません。
- ⑷ 非点収差非点収差は経線方向で焦点が異なりぼけるもので、形のゆがみではありません。
- ⑸ 歪曲収差倍率が光軸からの距離で異なり、格子が樽型や糸巻き型にゆがむ収差です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。歪曲収差は、像のピントは合っていても、像の倍率が光軸からの距離によって異なるために像の形がゆがむ収差です。周辺ほど倍率が小さくなると格子が樽型に、周辺ほど倍率が大きくなると糸巻き型にゆがみます。図は確認できませんが、格子パターンの像が樽型と糸巻き型に変形していれば歪曲収差です。強い凹レンズの眼鏡では樽型、強い凸レンズでは糸巻き型の歪曲が生じることが知られています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成