隅角検査について正しいのはどれか。
隅角検査について正しいのはどれか。
- ⑴ 眼圧に影響しない。隅角鏡で眼球を圧迫すると房水が流出し、眼圧が変化することがあります。
- ⑵ 細隙灯顕微鏡で直接観察できる。隅角からの光は角膜で全反射されるため、隅角鏡なしでは直接観察できません。
- ⑶ ステロイド緑内障では隅角は閉塞する。ステロイド緑内障は線維柱帯の流出抵抗が増す開放隅角の緑内障です。
- ⑷ ぶどう膜炎では周辺虹彩前癒着がみられる。ぶどう膜炎では隅角の炎症により周辺虹彩前癒着がみられ、正解として扱われます。
- ⑸ 隅角の閉塞の評価にScheie 分類が用いられる。Scheie分類は隅角の開大度・閉塞の評価に用いられ、正解として扱われます。
設問は1つ選ぶ形だが、正答値表では4・5のいずれも正答としている(出題側が複数正解として扱った問)。どれを選んでも正解になる。
解説
正解は⑷と⑸です。この問は出題側が複数正解として扱っており、⑷と⑸のどちらを選んでも正解になります。ぶどう膜炎では隅角の炎症により周辺虹彩前癒着(PAS)が形成され、続発緑内障の原因になります。隅角の開大度や閉塞の評価には、観察できる隅角構造で分けるScheie分類やShaffer分類が用いられます。隅角鏡で眼球を圧迫すると眼圧が変化し得ます。隅角は全反射のため細隙灯顕微鏡だけでは直接観察できず、ステロイド緑内障は開放隅角です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成