小児期の潜伏遠視を疑う症状はどれか。
小児期の潜伏遠視を疑う症状はどれか。
- ⑴ 遠方が見えにくい。遠方が見えにくいのは主に近視の症状で、潜伏遠視では遠方視力は良好なことが多いです。
- ⑵ 起床時に頭痛をきたす。起床時の頭痛は頭蓋内圧亢進などを疑う症状で、潜伏遠視の典型ではありません。
- ⑶ 転倒しやすい。転倒しやすさは視野障害や運動機能の問題を考える症状です。
- ⑷ 読書が長続きしない。常に調節を強いられるため近業で疲れやすく、読書が長続きしません。
- ⑸ 物体が二重に見える。物体が二重に見えるのは斜視など眼位の異常を疑う症状です。
解説
正解は⑷です。潜伏遠視は小児の強い調節力によって隠されている遠視で、常に調節を続けて見ているため、近くを見る作業で調節の負担が増え、眼精疲労から読書が長続きしない、集中できないといった症状が現れます。遠方視力は良好なことが多く、遠方が見えにくいのは近視を疑う症状です。複視は斜視など、転倒しやすさは視野や運動機能の問題を考えます。調節麻痺下屈折検査で潜伏遠視を明らかにします。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成