調節時の変化で正しいのはどれか。
調節時の変化で正しいのはどれか。
- ⑴ 角膜厚が増加する。調節によって角膜厚は変化しません。
- ⑵ 角膜前面屈折力が増加する。調節によって角膜前面の屈折力は変化しません。
- ⑶ 水晶体厚が減少する。調節時には水晶体の厚さは増加します。
- ⑷ 水晶体全体が後方に移動する。水晶体前面は前方へ移動し、後方へ移動することはありません。
- ⑸ 水晶体前面曲率半径が小さくなる。水晶体前面の曲率が強くなり、曲率半径が小さくなります。
解説
正解は⑸です。調節時には毛様体筋が収縮して毛様小帯(Zinn小帯)が緩み、水晶体が自らの弾性で厚くなります。とくに水晶体前面の曲率が強くなって曲率半径が小さくなり(約10mmから約6mm程度へ)、屈折力が増加します。水晶体の厚さは増加し、前面が前方へ移動するため前房はわずかに浅くなります。角膜の厚さや前面屈折力は調節によって変化しません。この仕組みはHelmholtzの調節説として説明されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成