垂直眼球運動に関わるのはどれか。
垂直眼球運動に関わるのはどれか。
- ⑴ 赤核赤核は運動の協調に関わる中脳の核で、垂直眼球運動の中枢ではありません。
- ⑵ 大脳脚大脳脚は錐体路などの下行線維の通り道です。
- ⑶ 内側縦束内側縦束は主に水平眼球運動の情報を伝え、障害でMLF症候群を起こします。
- ⑷ 傍正中橋網様体傍正中橋網様体は水平方向の眼球運動の中枢です。
- ⑸ 内側縦束吻側間質核内側縦束吻側間質核は垂直方向の衝動性眼球運動の中枢です。
解説
正解は⑸です。垂直方向の眼球運動(上下のむき運動)の中枢は中脳にあり、内側縦束吻側間質核(riMLF)が垂直方向の衝動性眼球運動の発生に中心的な役割を担います。これが障害されると垂直注視麻痺を起こします。水平方向の眼球運動の中枢は橋の傍正中橋網様体(PPRF)で、内側縦束(MLF)は外転神経核から反対側の動眼神経内直筋核へ水平運動の情報を伝えます。赤核は運動の協調、大脳脚は錐体路の通り道です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-10.html)を加工して作成