ソクマル視能訓練士

64 歳の女性。複視を主訴に来院した。3年前に交通外傷の既往がある。受傷直後は左…

64 歳の女性。複視を主訴に来院した。3年前に交通外傷の既往がある。受傷直後は左眼が開瞼不能であったが、次第に開けられるようになってきたという。視力は右1.0(矯正不能)、左0.9(矯正不能)。瞳孔径は明所で右3mm、左5mm である。右眼固視時の9方向眼位写真(別冊No. 5)を別に示す。所見として誤っているのはどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑶です。写真は確認できませんが、外傷後に左眼の開瞼不能が徐々に改善し、左眼の散瞳(5mm)があることから、左動眼神経麻痺とその異常神経再生と考えられます。左眼瞼下垂、左眼内転制限、正面位での左下斜視(上転障害による)がみられ、異常再生では内転時に内直筋への神経が上眼瞼挙筋にも分布するため、右方視で左眼瞼が挙上します。右下斜筋過動は本例の所見に当たりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-07.html)を加工して作成

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