緑内障の患者向けの説明資料を作るため、房水が眼の外へ出る2つの経路のうち、ぶどう…
緑内障の患者向けの説明資料を作るため、房水が眼の外へ出る2つの経路のうち、ぶどう膜強膜流出路について整理した。ぶどう膜強膜流出路について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 上強膜静脈の圧が上がると、それにつれて流出量が大きく減る。上強膜静脈の圧の影響を強く受けるのは線維柱帯の経路です。ぶどう膜強膜流出路は圧の影響を受けにくい経路です。
- ⑵ ピロカルピンで毛様体筋が縮むと、この経路を通る量が増える。毛様体筋が縮むと筋の間の隙間が狭くなり、この経路の流出は減ります。ピロカルピンは線維柱帯からの流出を増やします。
- ⑶ シュレム管から集合管を経て、上強膜静脈へ注ぎ込む。シュレム管から上強膜静脈へ出るのは、線維柱帯を通る主経路です。
- ⑷ 毛様体筋の線維の間を通り、脈絡膜上腔を経て眼の外へ出る。房水の一部は隅角から毛様体筋の間へしみ込み、脈絡膜上腔から強膜を通って眼の外へ出ます。
- ⑸ プロスタグランジン関連薬を点眼すると、この経路を通る量が増える。プロスタグランジン関連薬は毛様体筋の間の組織を変化させ、ぶどう膜強膜流出路からの流出を増やして眼圧を下げます。
解説
正しいのは、毛様体筋の間を通って脈絡膜上腔から眼の外へ出ることと、プロスタグランジン関連薬で流出が増えることです。房水の多くは線維柱帯からシュレム管、上強膜静脈へ出ますが、一部は毛様体筋の線維の間を通るぶどう膜強膜流出路から出ます。この経路は眼圧や静脈圧の影響を受けにくく、毛様体筋が縮むと狭くなるため、ピロカルピンでは流出が減ります。
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