25歳の男性。就職時の健診で仮性同色表の誤読が多く、眼科を受診した。先天色覚異常…
25歳の男性。就職時の健診で仮性同色表の誤読が多く、眼科を受診した。先天色覚異常のうち、2色覚か異常3色覚か、また1型か2型かを確定したい。そのための検査と原理の組合せとして正しいのはどれか。
- ⑴ 網膜電図で錐体の反応を記録し、その振幅の大きさから1型と2型を区別して確定する。先天赤緑色覚異常では網膜電図の錐体の反応は通常保たれ、型の確定には用いません。
- ⑵ 色相配列検査で色票を並べ、並び方の乱れから2色覚と異常3色覚を区別して確定する。色相配列検査は程度のおおよその判定に用いますが、2色覚と異常3色覚の区別を確定することはできません。
- ⑶ アノマロスコープで、赤と緑の光を混ぜた色を黄色の光に等色させ、その混合比と範囲から判定する。アノマロスコープは赤と緑の混色を黄色に合わせる等色の結果から、型と、2色覚か異常3色覚かを確定できる検査です。
- ⑷ 光の色の名前を答えさせる検査で、読み誤った色の数を数えて、型を確定する。色名を答えさせる方法は日常の色の見分けにくさを知る手がかりにはなりますが、型を確定する検査ではありません。
- ⑸ 仮性同色表を別の版で繰り返し、読み誤った表の数を合計して、型と程度を確定する。仮性同色表は異常の有無を見つけるための検査で、読み誤りの数から型や程度を確定することはできません。
解説
アノマロスコープによる等色の検査が正解です。赤と緑の光の混色を、明るさを調節できる黄色の光に合わせてもらい、等色できる混合比の位置と範囲から、1型か2型か、2色覚か異常3色覚かを確定します。仮性同色表は異常を見つけるためのふるい分けの検査、色相配列検査は程度のおおよその判定に用います。目的に応じて検査を使い分けることが大切です。
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