35歳の男性。屋外で金属の溶接作業を行った際、保護眼鏡を付けていなかった。その夜…
35歳の男性。屋外で金属の溶接作業を行った際、保護眼鏡を付けていなかった。その夜になって両眼の激しい痛みと流涙、まぶしさが現れた。この疾病の原因の分類として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 溶接の光に含まれる紫外線による、物理的な外因溶接の光の紫外線が角膜上皮を傷つけ、数時間後に痛みが出ます。光や放射線は物理的な外因に分類されます。
- ⑵ 角膜上皮の遺伝子の変異による、遺伝的な内因作業の当日に急に起きており、遺伝子の変異による素因では説明できません。
- ⑶ 角膜に付いた細菌の増殖による、生物学的な外因細菌感染なら眼脂を伴い、症状の出方も数時間で両眼にそろうことは少なくなります。この経過は紫外線によるものです。
- ⑷ 年齢とともに進む角膜の変性による、加齢の内因35歳で作業当日に急に起きており、加齢による変化ではありません。
- ⑸ 溶接の煙に含まれる酸による、化学的な外因酸の付着は直後から症状が出ます。数時間遅れて両眼に出る経過は紫外線による角膜の傷の特徴です。
解説
紫外線による物理的な外因が最も適切です。溶接の光には強い紫外線が含まれ、保護眼鏡なしに浴びると角膜上皮が傷つき、数時間たってから激しい痛みや流涙が起こります。疾病の原因は、体の外から来る外因(物理的・化学的・生物学的)と、体の側の内因(遺伝・加齢など)に分けて整理します。この経過は細菌感染や酸の付着とは異なります。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。